2022.09.07

Vol.5 カルティエの「パシャ ドゥ カルティエ」 懐かしくて新鮮!?【昭和顔】時計5選 

 

 

Olivier Arnaud © Cartier

 

昭和ロマンを感じるアート顔時計

最近、何かと巷で話題の昭和レトロブーム。西武園ゆうえんち、使い捨てカメラ、カセットテープ、純喫茶……etc. さて腕時計はといえば? 一部の昭和アンティーク時計の価格が爆上がり中という話も聞きますが、そこは狙いません(キッパリ)。あくまでも新品で買えて、懐かしいけど、なんか新鮮!!!なモデルのみをご紹介いたします。
第5回目はカルティエのアートな名作昭和顔モデル「パシャ ドゥ カルティエ」です。

径41mm。18KYGケース&ネイビーアリゲーターストラップ(交換可能なダークグレーアリゲーターストラップ付属)。着脱可能グリッド。自動巻き。約42時間パワーリザーブ。100m防水。予価257万4000円(参考商品)。© Cartier 

Olivier Arnaud © Cartier 

© Cartier 

© Cartier 

Matthieu Lavanchy © Cartier 

径41mm。18KYGケース&ネイビーアリゲーターストラップ(交換可能なダークグレーアリゲーターストラップ付属)。着脱可能グリッド。自動巻き。約42時間パワーリザーブ。100m防水。予価257万4000円(参考商品)。© Cartier 
Olivier Arnaud © Cartier 
© Cartier 
© Cartier 
Matthieu Lavanchy © Cartier 

 

この時計、パッと見て、昭和ロマンの華やかさを感じませんか?

ラウンド型が強調されたケースに12、3、6、9のインデックスは丸みが強調された書体。なのに秒インデックス、グリッドはスクエア型。
その丸と角が組み合わさったデザインはまるで幾何学模様!? なんだか’80年代アート作品を見ているようです。サファイアカボション付きのリューズプロテクターや、独特な形状のラグなども、上品さをわかりやすく!? 演出しています。

なんだか閉塞感に満ちた現代とは違って、未来は必ず豊かに楽しくなると信じていた、あの昭和末期のワクワク感がありますよね(笑)。

 

パシャ」の歴史をおさらい

「パシャ」の名前の由来は

1930年代にカルティエの顧客であり、時計収集家でもあったマラケシュ(モロッコの都市)の太守(パシャ)のエル・ジャヴィ公が「プールで泳いでも大丈夫な時計」を依頼。その依頼に応えて誕生したのが角型防水ケース付き時計だった。現在の「パシャ ドゥ カルティエ」とは形はまったく違うが防水性能を持つモデルの名前の由来となる。

1943年に1本のみオーダーされたモデル。「パシャ」という名称ではなかった。Marian Gérard, Collection Cartier © Cartier

1985年に誕生した1stモデルの「パシャ ドゥ カルティエ」。Marian Gérard, Collection Cartier © Cartier

1943年に1本のみオーダーされたモデル。「パシャ」という名称ではなかった。Marian Gérard, Collection Cartier © Cartier
1985年に誕生した1stモデルの「パシャ ドゥ カルティエ」。Marian Gérard, Collection Cartier © Cartier

 

そして現在の原型となったのが上記の1943年にスペシャルオーダーとして1本だけ作られたのが上記一枚目のモデル。ただし「パシャ」という名称はまだ付いていなかった。

このモデルから着想を得て、1985年に誕生し、現行モデルまで続くのが「パシャ ドゥ カルティエ」なのだ。

 

アーティスティックなデザインはもちろん、その特別感のある歴史も、間違いのない昭和時計としておすすめいたします!

~~「パシャ ドゥ カルティエ」が誕生した1985年(昭和60年)ってどんな年?~~

●松田聖子の『天使のウィンク』がリリース
●綾瀬はるか、宮崎あおい、満島ひかり、上戸彩、蒼井優の誕生年
●映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー』が公開

 

お問い合わせ:カルティエ公式サイト

懐かしくて新鮮!?【昭和顔】時計5選はこちら
Vol.1 ロンジンのコンクエストヘリテージ

Vol.2 パテック フィリップのゴールデン・エリプス

vol.3 オリスのビッグクラウン ポインターデイト

vol.4 ハミルトンのベンチュラ