2022.08.24

Vol.4　ハミルトンのベンチュラ　懐かしくて新鮮!?【昭和顔】時計5選　

ダンスパーティで踊りたくなる昭和時計です

最近、何かと巷で話題の昭和レトロブーム。西武園ゆうえんち、使い捨てカメラ、カセットテープ、純喫茶……etc.　さて腕時計はといえば?　一部の昭和アンティーク時計の価格が爆上がり中という話も聞きますが、そこは狙いません(キッパリ)。あくまでも新品で買えて、しかも懐かしいけど、なんか新鮮!!!なモデルのみをご紹介いたします。
第4回目はリチャード・アービブ氏がデザインした昭和顔モデル、ハミルトンの「ベンチュラ」です。

Ref.H24411732。32.3×50.3mm。SSケース&カウレザーストラップ。5気圧防水。12万5400円。

Ref.H2411232。32.3×50.3mm。SSケース&フレックスベルト。5気圧防水。11万8800円。

ブレスタイプは金属製蛇腹式のフレックスベルトを採用。

ベンチュラはエルヴィス・プレスリー氏に愛されたことでも有名。1961年に公開された『ブルー・ハワイ』では主演のエルヴィスの腕元で「共演」している。

Ref.H24411732。32.3×50.3mm。SSケース&カウレザーストラップ。5気圧防水。12万5400円。

Ref.H2411232。32.3×50.3mm。SSケース&フレックスベルト。5気圧防水。11万8800円。

ベンチュラはエルヴィス・プレスリー氏に愛されたことでも有名。1961年に公開された『ブルー・ハワイ』では主演のエルヴィスの腕元で「共演」している。

この時計、初見だとなんで三角形??　と思いませんでしたか?
腕時計って通常は丸か四角ですからね。

じつはこのベンチュラは米国インダストリアルデザインの鬼才、リチャード・アービブ氏が1957年(昭和32年)にデザインした時計です。リチャード・アービブ氏はゼネラル・モータースのキャデラック(リアエンドに羽根の生えたやつ!?)をデザイン。米国がもっとも景気のよかった’50年代末期～’60年代初期にクルマはもちろん、掃除機などいろいろな工業製品のデザイナーとして知られています。

ちょっと話が飛びますが、その’60年代初期の時代観を表現した映画といえば『アメリカングラフィティ』じゃないでしょうか。

この映画はジョージ・ルーカス監督が銀河に行く前に!?　製作したもので、”’62年のあの日”というルーカス自身の青春時代の楽しい思い出を描いた映画と言われています。恋に、ロックに、カーチェイスに、そして米国学園映画あるあるのダンスパーティと、若者の弾ける感じいっぱいの映画です。

そんなワクワク感がこのベンチュラにもありませんか?(笑)。
丸や四角にはまったくこだわらない、とにかく毎日はっちゃけたい!?　というエネルギッシュな感じがありますよね。オールディーズを聴きながらツイストしたくなるような!!!
着けているだけで楽しくなる時計なんです。

1957年初代モデル