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2023.06.29
着けて納得インプレッション! 噂のZTAGE(ステージ)を触ってきた
機能も素材感も楽しめるスイス時計の新鋭ブランド
時計のトレンドに敏感な人なら、この「ステージ」という新星の存在が気になっているだろう。目利きが揃う時計専門店からも高い評判を獲得しており、取り扱い店舗は全国に拡大中だ。STAGEはフランス語では「進化を続け最高のものを作り出す」、英語では「人生における様々な局面」を意味する。そこにアルファベットの「Z」を組み合わせ「時計愛好家とともに様々な局面を最後まで歩み続ける」という思いがブランド名に込められている。
ブランドの誕生は2017年。時計はスイス・ルガノ近郊の工房で作られている。アイコンでもある9つのパーツからなるレイヤー構造の複雑なケースは、30以上の工程を全て手作業で磨き上げるという。また最終検査には240時間以上かけられるため、時計は全て限定生産。年間の生産数も極めて少ない。
フルカレンダーモデルのムーブメントCal.2000は、デュボア・デプラ90000にETA2892-A2を組み合わせたもの。スケルトンダイヤルなので、多機能なメカニズムを文字盤側から楽しむことが可能だ。
ワールドタイマーモデルは、ソプロードC125をベースとしたCal.1100を搭載している。文字盤に描かれた北半球のグラフィックは、スーパールミノバ®︎によって浮かび上がる二層構造となっているほか、リューズにもルミナス蓄光ビーズをセットしている。
ビス止めしたセラミック製ベセルやサファイヤクリスタル製の王冠型ベゼルなど、素材使いもこだわっており、立体的なケース構造はどの角度から見ても極めてスタイリッシュだ。時計に備わる機能、ケース仕上げの高い質感、個性的なデザイン……。価格と内容を見比べた時、非常に満足度の高い時計と言えるだろう。
お問い合わせ:ユーロパッション公式サイト
文・構成/市塚忠義