2022.10.17

メンズウォッチも充実！シャネルのフラッグシップブティックがオープン【目指せ完全制覇！銀座時計店ガイド ♯05 シャネルファインジュエリー銀座並木】

2022年10月14日、銀座並木通りに、シャネルの新しいブティック「シャネルファインジュエリー銀座並木」がオープンした。その全貌を探るべく、シャネル広報部を訪ねた。

Q　こういったシャネルのブティックは、今まであったのですか？

A　ファインジュエリーとウォッチに特化したシャネルのブティックの中でも、ここが日本で最大、かつ初の旗艦店となります。銀座の好立地でのフラッグシップブティックのオープンは、私どもも長年切望しておりましたので、シャネルにとっても待望の新拠点の誕生です。

「シャネルファインジュエリー銀座並木」。中央区銀座5-5-14 　TEL0120-785-519 営業時間12:00〜19:00

Q　フロア構成を教えてください。

A　1階には、ファインジュエリーとウォッチ、２階には、さらに特別なハイジュエリーとオートオルロジュリー、そしてVIPルームがあります。３階ではメンズウォッチとブライダルコレクションを扱っており、ラウンジもご用意しています。

２階、ハイジュエリーの一角。香水「シャネルN°5」に想を得た非売品のネックレスが特別に展示されており、55.55カラットのダイヤモンドが中央で輝いていた。

Q　とてもモダンな店内ですね。

A　ありがとうございます。今年５月にリニューアルオープンしたパリ・ヴァンドーム広場18番地の「シャネルファインジュエリーパリ本店」と同じく、アメリカの建築家ピーターマリノが設計を手掛けました。マドモアゼルシャネルの私的な世界を存分に感じていただける美術品やインテリアもお楽しみいただけると思います。

３階奥のラウンジ。デロス＆ウビエドによるコンソールや、シャネルのために作られたツイードを思わせるカーペットが印象的。

Q　シャネルらしい職人気質も、至るところから感じられます。

A　特に注目していただきたいのは、エントランス上の「CHANEL」の文字です。日本の職人が高度な技術で削り出した御影石にアクリル板をはめ込んだもので、内側から照射されることで、控え目ながら美しく煌きます。

２階奥のVIPルーム。1800年代初頭のアンティークデスクに、イングリッドドナによるコーヒーテーブル。

Q　店内の壁面装飾や１階に置かれたパネルも、個性的ですね。

A　１階の壁面は職人の手作業で塗装されたムーンゴールド色の漆喰です。さらに１階の店内中央では、アーティストY.Z.カミによるリネンに金箔をあしらった15枚のアートピースとブラックラッカーパネルを組み合わせた3.89mのスクリーンが、ゲストをお迎え致します。

高さ4.7mの天井には、ゴッサンス製のシャンデリアが飾られ、職人の手によって継ぎ目なく塗装された漆喰の壁に明かりを注ぐ。

Q　２階のオートオルロジュリーのショーケースに、見たことのないJ12があったのですが。

A　よく気がつかれましたね（笑）。今回のオープニングのためにパリから特別に取りよせたもので、正式には2023年のウォッチズ＆ワンダーズで正式デビューするモデルです。シャネルファインジュエリー銀座並木の先行展開商品ですので、本店舗ならオーダーが可能です。

２階、オートオルロジュリー。屏風をイメージしつつ、壁に段差を持たせた展示スペース。

Q　我々のような時計好きは、どこに注目すれば良いでしょうか。

A　3階フロアの右手が、メンズウォッチのエリアとなっています。男性の書斎のような落ち着いたトーンのインテリアやファブリック、個性的なアートにもぜひご注目ください。今なら希少なJ12 パラドックスも販売されています。その奥はブライダルコレクションのエリアとなっております。「結納返しに時計」という方も多くいらっしゃいますので、ブライダルリングと時計を一緒にお選びいただける空間となっております。実はブライダルコレクションが展開されているのは、世界のシャネルの中でも、日本と韓国だけなんです。人生節目の記念日に、素敵な出会いをご提案させていただきます。